新商品・新規事業にクラウドファンディングを使うには?企画から事業化までの活用法

マーケティング・集客

こんにちは。株式会社ネクフルです。

新商品や新規事業を始めるとき、難しいのは「実際に売れるか」を販売前に判断することです。クラウドファンディングなら、商品を本格的に生産・展開する前に市場へ出し、購入につながる反応を確かめられます。資金調達だけを目的にするのではなく、テスト販売や価格の検証、顧客づくりまで含めて活用すれば、その後の一般販売や事業化にもつなげやすくなります。

バナー上
プロに聞いてみたほうが早いかも?ネクフルへの相談はこちら
  1. クラウドファンディングなら販売前に市場の反応を試せる
    1. 資金調達とテスト販売を同時に進められる
    2. 商品を作る前から顧客との接点が生まれる
  2. 新商品をいきなり大量生産しなくていい
    1. 需要が読めない商品の初期リスクを抑えやすい
    2. 売上だけでは分からない反応も集められる
  3. アイデアから一般販売まで、こんな流れで使える
    1. まず「何を試すプロジェクトなのか」を決める
    2. 試作品や企画をプロジェクトとして公開する
    3. 支援結果を一般販売へつなげる
  4. 目標金額より「何を確かめたいか」を決める
    1. 金額だけを成功基準にしない
    2. プロジェクト開始前に見る数字を決めておく
  5. 支援したくなるリターンと見せ方を考える
    1. リターンは「お礼」ではなく商品の売り方として考える
    2. 写真と動画で「使ったとき」を見せる
    3. 公開してからの情報発信もプロジェクトの一部
  6. 成功しても、そのまま事業が成功するとは限らない
    1. クラウドファンディング特有の条件を切り分ける
    2. 支援が増えるほど履行の負担も大きくなる
  7. クラウドファンディングから事業化した実例を見る
    1. Makuakeを新商品開発・テストマーケティングに使う
    2. CAMPFIREでは商品以外のプロジェクトにも広げやすい
    3. 成功事例は「いくら集めたか」以外を見る
  8. テスト販売から次の一手につなげよう
    1. 終了後に「続ける・直す・やめる」を判断する
    2. クラウドファンディングを事業のゴールにしない

クラウドファンディングなら販売前に市場の反応を試せる

クラウドファンディングは、完成した商品を販売するだけの場所ではありません。新しい商品やサービスを本格展開する前に市場へ出し、「実際にお金を払って欲しいと思う人がいるか」を確認できるのが大きな特徴です。

資金調達とテスト販売を同時に進められる

一般的な商品開発では、企画、試作、生産を経てから販売を始めます。そのため、ある程度の在庫を用意したあとで「思ったほど売れなかった」と分かることもあります。

クラウドファンディングでは、この順番を少し変えられます。

試作品や商品企画をプロジェクトとして公開し、購入型であれば商品をリターンとして設定することで、本格的な一般販売より前に購入希望者を集められます。

そこで見たいのは、集まった金額だけではありません。

たとえば、5,000円と8,000円のプランではどちらが選ばれたのか、単品とセットではどちらに需要があったのか、公開直後と後半では支援の集まり方がどう変わったのか。こうした結果も、一般販売に向けた判断材料になります。

単なるアンケートでは「欲しい」という回答が集まっても、実際に購入されるとは限りません。クラウドファンディングでは支援という行動まで含めて反応を見られるため、より具体的な需要をつかみやすくなります。

商品を作る前から顧客との接点が生まれる

もう一つの特徴は、一般販売前から商品を知ってもらえることです。

プロジェクトページを公開すると、商品そのものだけでなく、開発した理由や解決したい課題、試作品ができるまでの過程なども発信できます。

そこで共感して支援した人は、単なる購入者とは少し違います。商品が世に出る前から知っている初期顧客であり、その後も商品を応援してくれるファンになる可能性があります。

SNSでプロジェクトを紹介したり、開発状況を活動報告で伝えたりすれば、商品開発と情報発信を並行して進めることもできます。

「作ってから宣伝する」のではなく、「作っている段階から市場と接点を持つ」。ここに、新商品開発でクラウドファンディングを使う面白さがあります。

新商品をいきなり大量生産しなくていい

新商品の難しさは、販売実績がない状態で生産数を決めなければならないことです。クラウドファンディングを先行販売のように使えば、実際の反応を見ながら生産や一般販売の規模を考えやすくなります。

需要が読めない商品の初期リスクを抑えやすい

新商品を販売するには、原材料の調達や製造、パッケージ、保管など、販売開始前からさまざまなコストが発生します。

問題は、どれだけ売れるかがまだ分からないことです。

たとえば初回生産で1,000個作る予定だった商品でも、クラウドファンディングで先行販売してみたところ、想定以上の申し込みが集まるかもしれません。反対に、期待したほど伸びない可能性もあります。

どちらの結果にも価値があります。

反応が強ければ、生産体制を増強したり一般販売の販路を広げたりする判断材料になります。反応が弱ければ、いきなり大量生産へ進まず、価格や商品の見せ方、機能そのものを見直せます。

もちろん、クラウドファンディングなら在庫リスクがなくなるわけではありません。最低ロットや原材料の発注条件などによっては、支援数にかかわらず一定数を生産する必要があります。

それでも、販売実績がまったくない状態で生産量を決めるより、実際の購入反応を見てから次の規模を考えられることにはメリットがあります。

売上だけでは分からない反応も集められる

プロジェクトの結果を見るときは、最終的な支援総額だけを見るのはもったいないところです。

たとえば、次のような反応も商品改善の材料になります。

  • どの価格帯のリターンが選ばれたか
  • 単品とセットではどちらが人気だったか
  • どの機能や特徴への反応が大きかったか
  • どんな利用シーンに共感が集まったか
  • SNSではどの写真や動画が反応されたか
  • 支援者からどんな質問や要望が寄せられたか

企画側では「高性能であること」が商品の最大の魅力だと思っていたのに、購入者は「持ち運びやすさ」に強く反応する、といったこともあり得ます。

こうしたズレが一般販売前に分かれば、商品ページで強調するポイントを変えたり、広告クリエイティブを見直したり、次回の商品改良に反映したりできます。

クラウドファンディングを市場との最初の接点として使うなら、売上と同じくらい「何に反応したのか」を見ることが重要です。

アイデアから一般販売まで、こんな流れで使える

クラウドファンディングを単発の資金調達で終わらせないためには、公開すること自体をゴールにしないことが大切です。何を試すのかを決め、結果を確認し、その後の一般販売や事業化まで一続きで考えます。

まず「何を試すプロジェクトなのか」を決める

最初に整理したいのは、クラウドファンディングで何を確かめたいのかです。

たとえば、

  • この商品そのものに需要があるか
  • 想定しているターゲットが購入してくれるか
  • 予定している価格で売れるか
  • どの機能や特徴が支持されるか
  • どのセットやプランが選ばれるか

などがあります。

ここが曖昧なままだと、プロジェクト終了後に「目標金額は達成したけれど、結局何が分かったのか」という状態になりかねません。

すべてを一度に確かめようとせず、今回のプロジェクトで知りたいことを絞っておくと結果を次の判断に使いやすくなります。

試作品や企画をプロジェクトとして公開する

検証したいことが決まったら、商品やサービスの魅力が伝わるプロジェクトページを作ります。

完成品があるなら、写真だけでなく実際に使っている様子を見せるとイメージしやすくなります。動きやサイズ感、操作方法など、静止画だけでは分かりにくい商品なら動画も有効です。

まだ開発途中なら、完成しているように見せる必要はありません。

試作品の段階なのか、量産準備まで進んでいるのか、どこまで完成しているのかを分かるようにしておく方が、支援する側も判断しやすくなります。

さらに、機能やスペックだけを並べるのではなく、「誰が、どんな場面で使う商品なのか」が見えるようにすると、購入後のイメージを作りやすくなります。

支援結果を一般販売へつなげる

プロジェクトが終了したら、支援総額だけでなく結果を細かく見ます。

どのリターンが売れたのか、どんな人から反応があったのか、どの情報発信から支援につながったのか、どんな質問や要望が多かったのかを整理します。

その結果をもとに、商品仕様や価格、販売ページ、広告、パッケージなどを調整して一般販売へ進みます。

販売先もクラウドファンディングの中だけに限定する必要はありません。自社EC、ECモール、実店舗、卸売など、商品に合った次の販路を検討できます。

クラウドファンディングを「最初の販売場所」として使い、そこで得た購入実績や顧客の反応を次の展開に持っていく。そう考えると、資金調達とは違った活用方法が見えてきます。

目標金額より「何を確かめたいか」を決める

クラウドファンディングでは目標金額の達成率が目立ちますが、新商品や新規事業の検証として使うなら、それだけで成功を判断するのは早すぎます。次の事業判断に使える数字を、プロジェクト開始前から決めておくことが重要です。

金額だけを成功基準にしない

たとえば、同じ100万円を集めたプロジェクトでも、100人が1万円ずつ支援した場合と、数人から高額な支援を受けた場合では意味が違います。

新商品の市場性を確認したいなら、支援総額だけでなく「何人がお金を払ってくれたのか」も見たいところです。

さらに、5,000円の商品には支援が集まったものの、1万円の商品にはほとんど集まらなかったのであれば、価格設定を考え直す材料になります。反対に、高価格帯でも支援が集まれば、価格を下げなくても価値を感じてもらえる可能性があります。

大切なのは、目標金額を達成したかどうかだけではなく、その結果から次の判断ができるかです。

支援総額は分かりやすい成果ですが、事業化を考えるなら支援者数や購入単価、選ばれた商品なども合わせて見た方が実態をつかみやすくなります。

プロジェクト開始前に見る数字を決めておく

終了後に結果を眺めてから評価方法を考えると、都合のいい数字だけを成功材料として見てしまうことがあります。

そのため、公開前に何を見るかを決めておきます。

たとえば、

  • 支援者数
  • 平均支援額
  • リターンごとの支援数
  • プロジェクトページの閲覧数
  • 支援につながった割合
  • SNSや広告などからの流入
  • 公開後の問い合わせや反応

などです。

すべてを追う必要はありません。商品の需要を確認したいなら支援者数、価格を検証したいならリターンごとの選ばれ方など、目的に合った数字を優先します。

さらに「支援者が○人以上なら一般販売へ進む」「価格への反応が弱ければ仕様と価格を再検討する」といった判断基準まで用意しておくと、プロジェクト終了後の動きが早くなります。

クラウドファンディングをテスト販売として使うなら、集める目標と同時に、確かめる目標を持つことがポイントです。

支援したくなるリターンと見せ方を考える

商品に魅力があっても、リターンの違いが分かりにくかったり、実際に使うイメージが伝わらなかったりすると支援にはつながりにくくなります。商品そのものだけでなく、「どう買ってもらうか」「どう見せるか」まで含めて設計します。

リターンは「お礼」ではなく商品の売り方として考える

購入型クラウドファンディングの場合、リターンは支援者が商品を選ぶ重要な部分です。

新商品なら、たとえば早期支援者向けのプラン、通常プラン、複数個セットなどを用意する方法があります。商品によっては限定仕様や関連商品とのセット、体験を組み合わせることもできます。

ただし、選択肢は多ければいいわけではありません。

価格や内容が少しずつ違うリターンを大量に用意すると、支援者が「結局どれを選べばいいのか」と迷ってしまいます。違いが一目で分かる程度に整理した方が選びやすくなります。

また、リターン別の支援状況は一般販売後の商品構成を考える材料にもなります。

単品よりセットが選ばれるならセット販売を検討する。特定の仕様に人気が集中するなら、その仕様を主力商品として考える。リターン設計そのものを市場テストとして利用できます。

写真と動画で「使ったとき」を見せる

新商品は、まだ店頭で手に取ったりレビューを読んだりできないことがあります。その分、プロジェクトページでどこまで使用感を想像してもらえるかが重要です。

写真では商品の形だけでなく、実際に使っている場面を見せます。

たとえばバッグなら人が持ったときの大きさ、調理器具なら調理している様子、デジタル機器なら操作している場面があると、商品単体の写真より用途を理解しやすくなります。

動きのある商品なら動画も使いやすい手段です。

操作方法、サイズ感、使用前後の変化、開発者による実演など、文章や静止画では伝わりにくい部分を短時間で見せられます。

特に新しい発想の商品ほど、名前やスペックだけでは用途が伝わりにくいことがあります。「何がすごいか」だけでなく「これを使うとどうなるか」まで見せることが支援の判断を助けます。

公開してからの情報発信もプロジェクトの一部

プロジェクトページを公開すれば、自動的に多くの人へ届くわけではありません。

公開前から自社のSNSやメール、Webサイトなどで告知し、公開後も継続的に情報を届ける必要があります。

たとえば、

  • 試作品が完成するまでの様子
  • 実際に商品を使っている動画
  • 支援者から多かった質問への回答
  • 開発者のコメント
  • プロジェクトの進捗
  • メディア掲載などの新しい動き

といった内容は、公開後の発信材料になります。

プロジェクト期間中にどんな投稿からアクセスや支援が増えたのかを見ることも、その後のマーケティングに役立ちます。

クラウドファンディングのページだけで売ろうとせず、自社が持っている発信手段と組み合わせて一つの販売施策として動かす方が、一般販売にも経験を残しやすくなります。

成功しても、そのまま事業が成功するとは限らない

目標金額を大きく超えれば、新商品への手応えは感じられます。ただし、クラウドファンディングでの成功と一般市場で継続的に売れることは同じではありません。数字が良かったときほど、なぜ支援されたのかを切り分けて考える必要があります。

クラウドファンディング特有の条件を切り分ける

クラウドファンディングでは、「まだ一般販売されていない商品を早く手に入れられる」「数量限定の商品を選べる」といった特別感が支援につながることがあります。

早期購入向けの割引を設定している場合は、通常販売より価格が安いこともあります。

そのため、プロジェクトで1,000個売れたからといって、一般販売でも同じ価格・同じペースで売れるとは限りません。

また、利用するプラットフォームによってユーザー層にも違いがあります。新商品を積極的に探す人から強い反応があっても、その反応がそのまま一般市場全体を表しているとは限りません。

見るべきなのは「売れた」という結果だけではなく、なぜ買われたのかです。

商品の機能が評価されたのか、価格なのか、限定性なのか、開発ストーリーなのか。理由を整理しておけば、一般販売でも残すべき魅力と、クラウドファンディング限定だった条件を分けて考えられます。

支援が増えるほど履行の負担も大きくなる

想定以上に支援が集まることはうれしい結果ですが、同時に商品を届ける責任も大きくなります。

100個を予定していた商品に1,000件の支援が入れば、製造だけでなく検品、梱包、配送、問い合わせ対応まで規模が変わります。

特に新商品では、量産段階で仕様変更や部材不足、製造の遅れなどが発生する可能性もあります。

プロジェクトを設計するときは、

  • 最大でどの程度まで生産できるか
  • 発送作業を誰が担当するか
  • 問い合わせへどう対応するか
  • 遅延が発生した場合にどう連絡するか
  • 原価や送料が増えても採算を確保できるか

といった部分まで考えておきたいところです。

目標金額を超えることだけを狙って支援を集めすぎると、その後の対応で利益や信頼を失うこともあります。

クラウドファンディングでは、「どれだけ集められるか」と同時に「どこまで確実に届けられるか」も成功条件になります。

クラウドファンディングから事業化した実例を見る

クラウドファンディングの活用方法を考えるなら、「いくら集まったか」だけではなく、その後に商品や事業がどう展開したかを見ると参考になります。企業による新商品開発やテストマーケティングにも利用されており、一般販売へ進む前の市場との接点として使われています。

Makuakeを新商品開発・テストマーケティングに使う

Makuakeは、新しい商品やサービスを一般販売前に公開し、「応援購入」という形で購入者を募るサービスです。

企業による新商品開発や新規事業にも利用されており、商品を本格展開する前に市場の反応を確認する場として活用されています。

たとえば、社内で新しい技術や商品アイデアが生まれても、販売実績がなければ「どの程度の需要があるのか」「どんな人が買うのか」を判断するのは簡単ではありません。

そこで試作品や新商品をMakuakeで公開すれば、実際の購入という形で反応を見ることができます。

特に新規事業では、社内で企画を検討するだけでは市場性を判断しにくいものです。クラウドファンディングで得た支援者数や購入されたプラン、コメントなどを、次の開発や販売計画を考える材料として使えます。

重要なのは、プロジェクトを成功させることだけを目的にせず、そこで得られた反応を一般販売や事業化へ持っていくことです。

CAMPFIREでは商品以外のプロジェクトにも広げやすい

クラウドファンディングで扱えるのは、物として販売できる商品だけではありません。

CAMPFIREでは商品開発のほか、店舗、イベント、クリエイティブ活動など幅広いプロジェクトが公開されています。

たとえば新しい店舗を立ち上げる場合なら、開業資金を集めるだけでなく、オープン前から地域の人に知ってもらったり、先行利用できるリターンを用意したりする使い方が考えられます。

イベントなら先行チケット、映像や音楽などのコンテンツなら完成版や限定版をリターンにするなど、事業内容によって設計は変わります。

つまり、「クラウドファンディングをやる」と先に決めるのではなく、何を市場へ出したいのか、そのためにどんな支援や反応が必要なのかから考える方が使い方を決めやすくなります。

プラットフォームを選ぶときも、知名度だけでなく、自社が扱う商品やプロジェクトとの相性、利用者層、サポート内容などを確認しておくとよいでしょう。

成功事例は「いくら集めたか」以外を見る

成功事例を探すと、「目標金額の○倍」「○千万円を達成」といった大きな数字が目に入りやすくなります。

もちろん支援総額も成果の一つですが、新商品や新規事業の参考にするなら、その後まで見たいところです。

たとえば、

  • クラウドファンディング終了後に一般販売されたか
  • 自社ECや店舗などへ販路が広がったか
  • 支援者の反応をもとに商品が改善されたか
  • 次の商品やシリーズにつながったか
  • 支援者との関係が継続しているか

といった部分です。

自社で活用するときに参考になるのは、記録的な支援額そのものではなく、クラウドファンディングを事業のどこに組み込んだのかです。

商品開発の検証に使ったのか、先行販売に使ったのか、新規顧客との接点づくりに使ったのか。目的が近い事例を探した方が、自社のプロジェクトにも取り入れやすくなります。

テスト販売から次の一手につなげよう

クラウドファンディングが終了した時点は、ゴールというより一つの判断ポイントです。集まった支援や購入者の反応を見ながら、本格的に販売するのか、商品を直すのか、計画そのものを見直すのかを決めていきます。

終了後に「続ける・直す・やめる」を判断する

目標金額を達成したからといって、必ずそのまま大量生産や全国販売へ進む必要はありません。

まず確認したいのは、想定していた売れ方になったかです。

狙っていたターゲットから支援されたのか、予定していた価格でも購入されたのか、継続的に販売して利益を出せるのか。こうした条件まで含めて事業化を判断します。

反応が弱かった場合も、プロジェクトそのものが無駄になるわけではありません。

商品の特徴が伝わっていなかったのか、価格が合わなかったのか、そもそも需要が小さかったのかを整理できます。

商品を改良して再度市場へ出すこともできますし、採算が合わないと判断して本格投資を止めることもできます。

大きな設備投資や大量生産をしたあとで判断するより、早い段階で方向を変えられることもクラウドファンディングをテスト販売に使う意味の一つです。

クラウドファンディングを事業のゴールにしない

プロジェクト終了後には、すでに商品を購入してくれた顧客と、実際の販売データが残ります。

そこから自社ECで一般販売を始める、ECモールへ展開する、実店舗へ卸す、次の商品を開発するといった展開が考えられます。

支援者との関係も重要です。

商品の発送だけで終わらせず、新商品の案内や開発状況などを届けられれば、最初の支援者が継続的な顧客やファンになる可能性があります。

クラウドファンディングで大切なのは、大きな金額を集めることだけではありません。

売れるか試す。誰が買うかを知る。反応を集める。商品を直す。そして一般販売へ進む。

こうした一連の流れの中にクラウドファンディングを置けば、新商品や新規事業をいきなり大きく始めるのではなく、市場の反応を確かめながら育てていくことができます。


よくある質問:
Q. クラウドファンディングは商品が完成していなくても始められますか?
A. 試作品や開発途中の段階でも実施できます。ただし、現在どこまで開発が進んでいるのか、完成・発送の予定はいつなのかを明確にすることが重要です。利用するプラットフォームの掲載条件も事前に確認しておきましょう。

Q. 目標金額を達成できなかったら失敗ですか?
A. 必ずしも失敗ではありません。新商品や新規事業の検証が目的なら、支援者数や選ばれた価格帯、反応の大きかった特徴なども重要な成果です。需要が弱いと分かったこと自体が、本格投資する前の判断材料になります。

Q. クラウドファンディング終了後はどうすればいいですか?
A. 支援結果を分析し、商品や価格を調整して一般販売へつなげます。自社EC、ECモール、店舗、卸売など次の販路を検討しながら、支援者との関係も継続します。クラウドファンディングだけで販売を終わらせず、事業化への入口として使うのがポイントです。

タイトルとURLをコピーしました