動画コンテンツの需要が高まる中、BtoB市場におけるライブ配信の重要性は増しています。しかし、その選定や運用には多くのポイントが存在します。この記事では、BtoB市場におけるライブ配信の現状を深掘りし、成功への道を探っていきましょう。
ライブ配信のBtoB市場はどうなっているのか
日本のライブ配信市場は、近年、急速に成長しています。特にBtoB市場において、セミナーやプロダクトのデモンストレーション、新製品の発表など、多岐にわたる用途でライブ配信が活用されています。
日本国内のライブ配信市場の概要
BtoB市場におけるライブ配信の需要は、以下のような理由から高まっています。
タイムリーな情報提供
企業間の取引では、最新の情報やデータが求められるケースが多いです。ライブ配信を利用することで、リアルタイムでの情報共有が可能となり、取引先とのコミュニケーションの質を向上させることができます。
インタラクティブ的コミュニケーション
従来の動画コンテンツとは異なり、ライブ配信は視聴者との双方向のコミュニケーションが可能です。これにより、質問やフィードバックを即座に受け取ることができ、より深い関係性の構築が期待されます。
グローバルな取引の拡大
国境を越えた取引が一般的となる中では特に、オンラインの特性が活かされます。物理的な距離を問わずに情報を共有する手段として、ライブ配信が注目されています。
なぜBtoB向けライブ配信が求められているのか
このようなBtoB市場におけるライブ配信の需要は、拡大を続けています。この傾向は今後さらに強くなっていくことが予想されています。
デジタルトランスフォーメーションの進行
多くの企業がデジタル化を進める中、新しいコミュニケーション手段としてライブ配信が注目されています。国もデジタル化促進を強く進めており、今後ますますこの勢いは強くなるでしょう。
リモートワークの普及
物理的な距離を問わずに情報を共有する手段として、ライブ配信が利用されるケースが増えています。リモートワークの増加は、このようなライブ配信の需要を一気に高めました。
イベントのオンライン化
大規模なイベントがオンラインで開催されるようになり、その中でライブ配信の重要性が増しています。現地に行かずとも参加できると言うメリットを活かし、さまざまなオンラインイベントが手がけられるようになりました。
ライブ配信のメリット
ライブ配信は、BtoB市場において多くのメリットを持っています。主なメリットとしては、以下のようなものがあげられます。
コストパフォーマンスが良い
ライブ配信は、比較的低いコストで広範囲のターゲット層にアクセスすることができるため、コスト面でも非常に効果的なプロモーション手段として注目されています。
低い初期投資
従来のメディア広告やイベント開催に比べ、ライブ配信の初期投資は低く抑えられます。特に専用の機材やスタジオを持たなくても、スマートフォンやPCを使用して簡易的な配信が可能です。これにより、中小企業でも手軽にライブ配信を開始することができます。
広告費の削減
ライブ配信を活用することで、従来の広告費を大幅に削減することができます。特に、再生回数や視聴時間に基づく広告モデルを採用するプラットフォームが増えているため、効果的な広告展開が期待できます。また、ライブ配信は再利用が容易であり、アーカイブとしての活用も可能です。
ターゲット層とコミュニケーションが取れる
ライブ配信では、視聴者との直接的なコミュニケーションが取れます。これにより、ターゲット層との関係性を深化させることができます。
リアルタイムQ&A
配信中に視聴者からの質問に即座に答えることができるため、商品やサービスに対する疑問を解消し、信頼関係を築くことができます。このような試みは、購入意欲を効果的に高めることができます。
フィードバック収集に向いている
ライブ配信を通じて、視聴者からのフィードバックや意見をどこでもリアルタイムで収集することができます。これにより、商品やサービスの改善点を即座に把握し、迅速な対応が可能となります。また、新たな商品開発の参考としても活用できます。
新製品のテストマーケティング
新製品の発売前にライブ配信を行い、テストマーケティングを行うこともできます。視聴者からの反応や意見を収集することで、製品の改善やマーケティング戦略の見直しを行うことができます。これにより、製品の市場導入の成功率を高めることが期待されます。
ターゲット層のニーズの把握
ライブ配信を通じて、まだ掘り起こしていないターゲット層のニーズや要望を直接聞くことができます。これにより、商品やサービスの開発方針をより的確に決定する大きな武器となります。また、新たな市場の発見や、競合との差別化のポイントを明確にすることも可能です。
ライブ配信のデメリット
技術的リスクがある
ライブ配信の魅力はそのリアルタイム性ですが、その反面、技術的なトラブルが発生した際のリスクも無視できません。
通信トラブルとその影響
ライブ配信中に通信が途切れると、その間の情報は視聴者に伝わりません。これは、新製品の発表や重要な情報を伝える際に大きな問題となります。さらに、通信の不安定さは視聴者のストレスとなり、企業のブランドイメージを損なう可能性があります。
さまざまな機材のトラブル
カメラやマイク、配信ソフトウェアなど、ライブ配信に使用する機材やソフトウェアのトラブルは多岐にわたります。これらのトラブルが発生した場合、配信の中断や質の低下が生じ、視聴者の信頼を失う可能性が高まります。
トラブルへの事前準備
ライブ配信中のトラブルに迅速に対応するためのプロトコルや手順の整備が必要です。事前のトラブルシューティングや、代替手段の準備も欠かせません。
コンテンツの質の維持が難しい
配信者の体調や精神状態の影響
ライブ配信は、配信の担当者の体調や精神状態がそのまま影響します。継続的な配信を行う場合、配信者の健康管理やメンタルケアは欠かせません。
計画通りに行くとは限らない
ライブ配信では、事前の編集ができないため、配信内容を計画し、その計画通りに実行する能力が求められます。しかし、リアルタイムでの対応が必要な場面も多く、計画通りに進めるのは難しいこともあります。
新しいコンテンツが求められる
ライブ配信を継続的に行う場合、新しいコンテンツを常に提供する必要があります。そのため、コンテンツのアイディアを常に考え、更新頻度を維持するのは大変です。
適切なタイミングでの配信が求められる
ターゲット層の活動時間の把握
BtoB市場では、ターゲットとなる企業や担当者の活動時間を正確に把握することが重要です。特定の業界や職種に特化した配信を行う場合、その業界や職種の特性を理解し、最適なタイミングを選定する必要があります。
他のイベントや配信との競合
同じターゲット層に向けて、他の企業や団体がライブ配信やイベントを行っている場合、視聴者が分散してしまう可能性があります。そのため、事前のリサーチとスケジュール調整が必要です。また、同業他社との配信時間の競合を避けるための情報収集も欠かせません。
配信日の選定と予告
ライブ配信の日時を決定する際には、ターゲット層のスケジュールや他のイベントとの兼ね合いを考慮する必要があります。また、配信日を決定したら、事前に十分な予告を行い、視聴者に知らせることが重要です。
ライブ配信成功のためにやるべきこと
ライブ配信を成功させるためには、多くの大切なポイントがあります。。以下では、その中でも特に重要な点についてを深掘りして解説します。
適切なプラットフォームとは
ライブ配信を行う上で、最初に決定すべきことは、どのプラットフォームで配信を行うかです。このプラットフォーム選びでこの後の成果も大きく変わるので、慎重に選びましょう。
プラットフォームの特性を理解する
各プラットフォームは、その特性やターゲット層が異なります。例えば、YouTubeなどのメジャープラットフォームは幅広い層にアプローチでき、特定の業界向けの専門的なプラットフォームはニッチなターゲット層に深くアプローチすることに向いています。
視聴者が使いやすいプラットフォームを選ぶ
選定するプラットフォームは、視聴者にとってアクセスしやすく、視聴体験が良好であることが求められます。また、視聴者がコメントやフィードバックを容易に行えるプラットフォームを選ぶことも重要です。
予算との兼ね合い
プラットフォームによっては、高額な料金が発生する場合があります。配信の頻度や視聴者数を考慮して、予算内で最適なプラットフォームを選定することが必要です。
コンテンツ戦略をしっかりと立てる
ライブ配信の内容やテーマ、配信頻度などを明確にするための戦略策定は欠かせません。
配信テーマを決める
ライブ配信のテーマを明確に設定することで、視聴者が何を期待して視聴すれば良いのかを理解しやすくなります。また、テーマに沿った内容を提供することで、視聴者の満足度を高めることができます。
配信の頻度を考える
継続的な配信を行う場合、配信頻度を決定することが重要です。頻繁に配信することで視聴者とのコミュニケーションを深めることができますが、配信者の負担も増えるため、バランスを取る必要があります。
コンテンツに多様性を持たせる
同じテーマの配信を繰り返すのではなく、多様なコンテンツを提供することで、視聴者の興味を引き続けることができます。
ターゲット層の分析とセグメンテーション
見てもらいたい相手のことについてもしっかりと考えましょう。ライブ配信のターゲット層を明確にし、その層に合わせた内容を提供することが重要です。
ターゲット層の特性の理解
ターゲットとなる層の特性やニーズ、関心を深く理解することで、より魅力的なコンテンツを提供することができます。
セグメンテーションの活用
ターゲット層をさらに細分化し、各セグメントに合わせたコンテンツを提供することで、ターゲットに刺さる効果的なアプローチが可能となります。
ライブ配信の注意点
著作権に関する問題
ライブ配信を行う際、最も注意すべき点の一つが著作権に関する問題です。特にBtoBの場面では、業界の専門的な内容や企業の内部情報を共有することが多いため、著作権の侵害を避けるための対策が必要です。
- 使用する素材の確認
ライブ配信で使用する画像や音楽、映像などの素材は、著作権がクリアされているものを使用する必要があります。特に、インターネット上からランダムに取得した素材を使用する場合、著作権侵害のリスクが高まります。 - オリジナルコンテンツの保護
自社で制作したコンテンツも、無断での複製や再配信を防ぐための対策が必要です。ライブ配信のアーカイブを公開する際には、著作権表示や利用規約を明記することで、著作権を守ることができます。 - 外部からの著作権クレームへの対応
万が一、著作権侵害のクレームが発生した場合、迅速かつ適切に対応することが求められます。事前にクレーム対応のフローを確立しておくと、トラブル時の対応がスムーズに行えます。
プライバシーの確保
BtoBのライブ配信では、企業の内部情報や取引先の情報など、機密性の高い情報を扱うことが多いため、プライバシーの確保が非常に重要です。
- 配信内容の事前確認
ライブ配信の内容を事前に確認し、機密情報やプライバシーに関わる情報が含まれていないかをチェックすることが必要です。 - 配信範囲の制限
特定の取引先や業界関係者のみに配信する場合、配信範囲を制限することで、情報の漏洩を防ぐことができます。 - アーカイブの管理
ライブ配信後のアーカイブも、適切に管理することが求められます。不要なアーカイブは削除するか、アクセス制限をかけることで、情報の漏洩を防ぐことができます。
コンテンツのアーカイブと再利用
ライブ配信後のコンテンツの取り扱いも、注意が必要です。
- アーカイブの保存期間
ライブ配信のアーカイブは、一定期間保存することが推奨されます。しかし、保存期間を過ぎたアーカイブは、情報の古さやセキュリティのリスクを考慮して、適切に削除することが必要です。 - 再利用の際の注意点
ライブ配信のコンテンツを再利用する際には、著作権やプライバシーの問題を再度確認することが必要です。また、再利用するコンテンツが最新の情報であるかを確認し、必要に応じて更新することも重要です。
ライブ配信の動画制作と運営を外注する場合
配信のスペシャリストに任せるという方法もある
ライブ配信は、現代のビジネスシーンでのコミュニケーション手段として、その存在感を増しています。特にBtoBの場面では、専門的な知識や技術が求められることが多く、適切な代理店を選定することも一つの選択肢です。
視聴者との信頼関係を大切にする
ライブ配信の成功は、視聴者との信頼関係の上に成り立っています。適切な代理店を選定することで、技術的なトラブルを避けることができ、視聴者との信頼関係を維持することができます。
高品質な配信ができるところを選ぶ
専門的な知識や技術を持つ代理店に委託することで、高品質なライブ配信を実現することができます。これにより、視聴者の満足度を高めることができます。
効果的にプロモーションしてくれることも大切なポイント
代理店は、ライブ配信のプロモーション方法やターゲット層の分析など、多岐にわたるサポートを提供しています。これにより、効果的なプロモーションを実現することができます。
パートナー企業選定のポイント
実績の確認
過去の取引先や制作・運営したライブ配信の内容を確認することで、代理店の実績や信頼性を判断することができます。
技術力の確認
ライブ配信の品質を保つための技術力があるかを確認することが重要です。特に、最新の技術を取り入れているかどうかを確認することで、高品質な配信を期待することができます。
サポート体制の確認
ライブ配信中のトラブル対応や、配信後のフォローアップの体制を確認することが重要です。十分なサポート体制が整っている代理店を選定することで、安心してライブ配信を行うことができます。
コストパフォーマンスも大事
予算内での最適なサービスを提供してくれる代理店を選定することが重要です。コストとサービスのバランスを考慮して、最適な代理店を選定しましょう。
ライブ配信のコンテンツ制作と運営を委託できる企業
Jストリーム
Jストリームは、動画に関する制作・配信・運用のすべてに対応している企業です。日本企業ならではの専任スタッフによるサポートを提供し、堅牢な自社インフラを持っています。これにより、安心・安全のサービスを提供しています。
1. 企業の特徴とサービス
Jストリームは、動画の全てに応える一貫体制を持っており、動画活用に必要な全てのものをワンストップで提供しています。また、年間取引企業1,200社以上の確かな実績を持ち、豊富な実績の中で培ったノウハウを用いて、最適な動画活用方法を提案しています。さらに、専任スタッフと営業がしっかりとサポートしてくれるため、ご提案から導入、運用までのサポートが充実しています。
2. 導入事例
Jストリームは、多くの企業や団体と取引を行っており、その中でも特に注目すべき導入事例として「世界水泳選手権2023福岡大会」のライブ配信を担当したことが挙げられます。また、日本酸素ホールディングス株式会社様の企業認知度向上のための事業紹介動画制作や、TDCソフト株式会社様のトレーニング内容と講師の質の高さを動画で伝達するプロジェクトなど、多岐にわたる導入事例が存在します。
3. ソリューションの提供
Jストリームは、さまざまなニーズに応じたソリューションも提供しています。動画・ライブを配信したい企業や、質の高いオンラインイベントを実施したい企業、ウェビナー開催をサポートしてほしい企業など、多岐にわたる要望に対応しています。また、放送業界やエンターテインメント業界、金融業界、医薬・医療業界など、業界別のソリューションも提供しています。
BtoC業界のライブコマースの事例
ライブ配信で大きく変わった業界の一つがBtoC業界です。ライブコマースを積極的に行い、売り上げを伸ばしています。ライブコマースとはリアルタイムの動画配信を活かし、視聴者とコミュニケーションを取りながら商品を販売するマーケティング方法です。
三越伊勢丹のライブコマース事例
百貨店事業を行う株式会社三越伊勢丹は、2019年11月にライブコマースを開始。2020年6月にはユーザー数が3万人を突破し、ライブコマースでの売上は右肩上がりを続けています。
特徴的な取り組み
- 季節の催事とライブコマースを組み合わせる。
- 有名イタリアレストランのシェフをゲストに迎え、料理を紹介。
- 家庭で手軽に食べられる商品の紹介。
成果
- 「三越イタリア展2021」では、豚スペアリブのハニーマスタード焼きや、パスタソース・生パスタセット、牛肉のポルペッティーネ(イタリア風肉団子)などが好評を博しました。
アダストリアグループのライブコマース事例
「グローバルワーク」、「ローリーズファーム」など30以上のファッションブランドを展開する株式会社アダストリアは、ライブコマースを積極的に活用しています。
特徴的な取り組み
- 公式のWEBストア「.st」で最新商品を販売するライブコマースを配信。
- インスタグラムの公式アカウントからも不定期で配信。
- 最新のトレンドやニーズの高いアイテムをスタッフが紹介。
成果
- 「.st」の会員数は、約1300万人を突破。
- 季節やイベントに合わせたテーマを設けることで、視聴者の興味を掻き立てている。
ユニクロのライブコマース事例
株式会社ユニクロは、2020年に「UNIQLO LIVE STATION」というライブコマースを開始。
特徴的な取り組み
- タレントや有名人、ファッションモデルがユニクロの商品を着て登場し、コーディネートのポイントを解説。
- 視聴者はライブ配信動画を見ながら、気になった商品をそのままECサイトやアプリ内で直接購入可能。
成果
- 複数のプラットフォームを使い、できるだけ多くの消費者にアプローチしている。
ベイクルーズのライブコマース事例
「ジャーナルスタンダード」や「ドゥーズィエムクラス」などのファッションブランドで知られる株式会社ベイクルーズは、2020年からライブコマースを開始。
特徴的な取り組み
- トレンドをおさえた商品紹介。
- アパレル製品のサイズや形を把握しやすくする工夫。
成果
- ユーザーの目線に立った商品紹介が受け入れられ、購入意欲を高めている。
これらの事例のように、各企業は、自社のブランドや商品の特性を活かした独自の取り組みを行い、消費者の関心を引きつけることに成功しています。
ビジネス分野でのライブ配信のまとめ
ライブ配信の選定の際のポイント
ライブ配信を成功させるためには、適切な代理店やサービスプロバイダの選定が不可欠です。以下のポイントを再確認し、最適な選択を行いましょう。
- 専門性
企業が提供するサービスの専門性を確認し、自社のニーズに合ったサービスを提供しているかを見極めることが重要です。 - 実績
企業の過去の実績や取引先の評価を参考に、信頼性やサービスの品質を確認しましょう。 - コスト
予算内で最適なサービスを受けられるかどうかを確認することも大切です。 - サポート体制
トラブルが発生した際のサポート体制や、専任スタッフの存在など、サポートの質を確認することも忘れずに。
今後のBtoBライブ配信市場の展望
BtoBのライブ配信市場は、今後も拡大の一途を辿ると予想されます。特に、新たな技術の導入や5Gの普及により、より高品質な配信が可能となり、多くの企業がライブ配信を活用する動きが加速するでしょう。また、リモートワークの普及やデジタルトランスフォーメーションの進行に伴い、オンラインでのコミュニケーション手段としてのライブ配信の重要性が増してきています。
BtoBのライブ配信は、製品のデモンストレーションやセミナー、研修など、多岐にわたる用途で活用されることが予想されます。これに伴い、専門的なコンテンツ制作や配信運営を行う企業の需要も高まるでしょう。
ライブ配信は、今後のBtoB市場において欠かせないコミュニケーションツールとなることは間違いありません。適切なパートナーとともに、効果的なライブ配信を実施し、ビジネスの成功を手に入れましょう。今回の情報が、皆様のライブ配信活用の一助となれば幸いです。
コメント